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2008年11月10日 (月)

奥つ国物語(金曜午後10時 秋田駅西口)

当列車は、盛岡駅にて青森八戸行き”はやて”と秋田行き”こまち”の連結を切り離し・・・

んんっ?少し眠っていたのか?車内アナウンスの声に意識が少しづつ覚醒して行く。
午後5時56分東京発秋田行き”こまち”は、前方に連結している八戸行き”はやて”と盛岡駅まで仲良くランデブー走行した後、涙を流すこともなく、いともあっさりと切り離される。単独走行で秋田線を走る”こまち”の速度は一向に上がらない。それは在来線の軌道上を走っているため、速度を上げられないのだ。こんなに激しく揺れる列車に乗ったのは初めてだ。たぶん。
東京駅を発車して、鶏飯弁当とプレミアム・ビールにロング缶で簡単な夕食を食べた切り、何も口にしていない。ちょうどワゴン・サービスが通りかかった。

- アルコールは何がありますか?
- ビール、缶チューハイ、ウィスキーにワインがございます。
- (ワゴン・サービスのセリフは全国共通か?)
- 日本酒はありますか?
- ございます
- 銘柄は?
- 高清水に・・・
- 高清水をください

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秋田は言わずと知れた酒どころ。一人当たりの日本酒の消費量も長年で日本一だそう。そんな秋田だから地酒の種類も豊富だそうだが、実のところあまり飲んだことがない。高清水は全国的に名が通った銘柄のため、迷わずに選んだ。飲み口は、新潟の酒よりも甘く、広島の酒よりも辛い、ってところか。ピーナツを肴にゆっくりと飲む。

- 次の停車駅は~田沢湖~

時折、途中駅に停車するが、辺りの風景は曇天のせいもあってか殆ど漆黒の闇。昼間の眩しさを黒く塗り潰した夜を切り裂いて白い”こまち”が走る。日本地図のどこら辺りを走っているのかも検討がつかない。列車の振動のせいで睡魔が訪れることも無い。

午後9時56分、秋田駅到着。東京~秋田間をちょうど4時間で走り切った。秋田駅西口を出て、予約しているホテルを捜す。週末、金曜の夜だと言うのに人通りがまばら。一瞬、深夜かと錯覚して時計を見る。午後10時2分。これが普通なんだな。夜通し遊び明かしている都会の夜の方が異常に思えてきた。ホテルはすぐに見つかった。背の高い、ネオンサインのあるビルは、そのほとんどがホテルだからだ。簡単にチェックインを済ませ、部屋へ。

奥つ国の旅がはじまった。

(大上段に構えて書き始めたものだから、やっと秋田のホテル到着までしか書けない・・・大丈夫か?)

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